昨日は午後から資材の仕入れに横浜や都内に行って来ました。
ここのところ良くお客さまに花器をご購入いただくので、その仕入れなどしてきました。
暖かくなると不思議と透明感のあるものに心が動きます。
花器も透明のガラスものを仕入れて来ました。
お店はスタッフに任せてそしてその後は目黒にある雅叙園に行って来ました。
ここは百段階段が有名です。
訪れた方も多いのではと思いますが、私は一度も行ったことが
なかったので、ちょっと訪ねてみました。
元々雅叙園は熊本、細川藩の下屋敷だった跡地に細川家の方が作った料亭。
ホテル雅叙園東京の前身の目黒雅叙園のルーツは、創業者・細川力蔵が、
東京 芝浦にあった自宅を改築した純日本式料亭「芝浦雅叙園」。
創業当時は、日本料理に加えて北京料理メインとし、お客様に本物の味を提供する
ことにとことんこだわった高級料亭でした。
より多くの人々に本格的な料理を気軽に食べていただくため、1931年(昭和6年)庶民や
家族連れのお客様が気軽に入れる料亭として目黒の地に誕生しました。
料理の味はもちろん、お客様に目でも楽しんでいただきたいと考え、
芸術家たちに描かせた壁画や天井画、彫刻などで館内の装飾を施しました。
豪華絢爛な東洋一の美術の殿堂はこうして誕生し、2017年(平成29年)4月1日目黒雅叙園から
ホテル雅叙園東京へと施設名称を変更することとなりました 。
ホテルを入ってすぐ左手に「百段階段」の入り口があります。
下りていくエレベーターの装飾も豪華です。
「百段階段」とは通称で、ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、
1935(昭和10)年に建てられた館で現存する唯一の木造建築です。
食事を楽しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。
階段は厚さ約5cmのケヤキ板を使用。 階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、
各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。
いよいよ中へ。
長い階段を挟んで7つの部屋があります。
最初のお部屋は十畝の間。
こちらは荒木十畝による四季の花鳥画が描かれています。
漁礁の間。
他のお部屋も・・
階段の最後は99段です。
階段を上から見たところ。
”昭和の竜宮城”と呼ばれた当時の目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。
最近の研究によると、その豪華な装飾は桃山風、更には日光東照宮の系列、
あるいは歌舞伎などに見られる江戸文化に属するものとも言え、
なかでも「百段階段」はその装飾の美しさから見ても、伝統的な美意識の最高到達点を示すものとされています。
2009(平成21)年3月、東京都の有形文化財に指定されました。
*以上ホテル雅叙園東京のホームページより抜粋、引用させていただきました。
そしてその後は豪華なロビーホールを通ってティールームのあたりへ。
中庭に面したティールームも素敵です。
中庭に出て、滝を裏側から見られます。
都心の中にありますが、目黒川に沿った静かなところに位置しています。
今回は桜ももう終わっていましたが、桜の季節には目黒川沿いの桜が咲いて更に美しいと思います。
皆さまも機会がありましたらぜひいらして見て下さい。