先日ブライダルブーケのご注文をいただきました。

コロナが流行したことにより、先々の予定を立てることが難しくなり、
結婚式は延期に次ぐ延期でここ2年間ぐらい、関係者の方々のご苦労は
大変だったと思います。

結婚予定の方々はもちろん、結婚式に関わる式場、ウエディングドレスや
ブーケを普段作っていらっしゃる方々も先が見えづらい2年間だったと思います。

そんなコロナ禍をずっとすごしてきたことで、少しずつ
今までの価値観を考え直す動きも出てきたと思います。

首都圏から郊外への引っ越しや仕事のやり方の変化など
それぞれの人が考え直すきっかけになり、自分にとって何が大事
なのか改めて自分自身にも問われる2年間だったような気がします。

ここにきて入籍はするけれど、結婚式はしないというカップルも
増えてきているような気がします。

前置きは長くなりましたが、本日の花のご依頼はそんなカップルの
お母さまからのご注文でした。
式はせず両家族だけ集まって写真撮影をするというお話でした。

その時にぜひお嫁さんにブーケをもってもらいたいというご注文をいただきました。

 

私自身も経験して思うのですが、その時はごく普通の日常でも
写真を後から見ると撮影しておいてよかったなあ、
あの時と同じ時間はもう二度と訪れない、時間は元に戻らないということ。

写真を見るたびにあの時はこうだった、ああだったと思い出が蘇ります。

自分の結婚式の写真を見返して、父も母も(もちろん自分も)若かった、
あの時の母より自分は年上になったんだとその時には
思いもつかなかった当たり前の事実が頭に浮かびます。

写真はその時に一瞬にして連れて行ってくれるジェットコースターのようなもの。

お作りしたブーケを持ったお写真がご家族の良い思い出となりますよう、
お祈りしております。
ご注文ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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